このロゴのデザインは、最初に就職した会社の創業者の言葉が由来になっています。
私自身は、直接その言葉を聞いたわけではないのですが、私が最終チェックした納品物のテープをもう一度、先輩がチェックした時に、私には行き届かなかったミスが発見されて、チェックが甘かったと反省した時の話です。「先代の(他界した)社長がよく言ってたよ、君たちは、最後の一盛り(ひともり)が甘い…って。」つまり、せっかくいい映像を作ったのに、最後の最後でつまらないタイトルの誤植などがあると、台無しになるという趣旨でした。すごく印象に残ったのを覚えていて、今でもその時の言葉を納品する時に思い出します。15秒や30秒のCMを穴があくくらい何度も見ているので、最後の方では目が慣れてミスに気づかなかったりするんでしょうね。それでも、意識を変えていろいろな角度からチェックするというのが大事なのだと感じます。
このロゴは、お皿に載った食べ物(=私がもつ技術や知識のすべて)を最後の最後まできれいに匙(さじ)でとっている(=全力でお客様に盛り付けようとしている)、ということを表現しています。その意識の表明として感じていただけましたら、幸いです。